マグナ×パッフェルED


<聖地の森>


パッフェル「おひさしぶりですうマグナさん」

マグナ「パッフェルさん?あれ、どうしてこんなところに!?」

パッフェル「いえね、エクス様に金の派閥の本部までおつかいするようにたのまれまして・・・
ファナンまで来たんでちょっと、ご機嫌をうかがおうかな、と」

マグナ「そうなんだ・・・」

パッフェル「でも、その様子じゃああんまり、元気じゃあないみたいですね」

マグナ「そんなことはないさ。いつもこんなふうにぽけーっとしえるわけじゃないよ。
ただ、さ・・・もうすぐあの日がやってくると思うとね」

パッフェル「そういえば・・・そうでしたね・・・そうそう!私はまだ、彼にアイサツをしてなかったんですよ。マグナさん、一緒についてきてくれませんか?」

マグナ「うん、わかったよ」

パッフェル「あれから・・・もう季節もふた巡りになるんですか・・・ホント はやいですよね。月日が経つのは」

マグナ「エクス総帥たちとはあれっきりあってないけど、どうだい?変わりはないかい?」

パッフェル「あの人は相変わらずですよ。事務仕事はほとんどグラムス様仁任せきりでふらふらしてます」

マグナ「そうなんだ」

パッフェル「ことに、あの戦い以来ファミィ議長と意気投合して、行動を共にしてますから。
護衛役になってる私やケルマさんからしたら、かなり頭イタイです。ホントに」

マグナ「あはははっ そいつは大変だなあ」

パッフェル「笑い事じゃなくて大変なんですよう。金の派閥との有効化のために内部改革にデグレアとトライドラの復興のお手伝い。人手不足は今でも同じなの」

マグナ「・・・・・・」

パッフェル「マグナさん そろそろ、戻ってきてくれませんか?」

マグナ「それは、総帥の望んだことなのかい?」

パッフェル「ええ、だけど・・・けしてエクス様だけが言っていることではないんですよ。
ギブソン師範にミモザ師範・・・ラウル様やグラムス様。ファミィ議長たちもみんな、貴方が帰ってくるその日を待ってるんです」

マグナ「・・・・・・」

パッフェル「聖なる大樹の護人になることを望んだ貴方の気持ちもわかっています。
彼が帰ってくる日を信じて、待ちつづけているのも・・・でもね・・・マグナさん・・・同じように貴方の帰りを待つ人たちがいるということも どうか、忘れないで」

マグナ「パッフェルさん・・・ うん、わかっているんだ。本当はこんなこといつまでもしてちゃいけないって・・・お爺さんたちと一緒にレルムの村で孤児の世話をすることにしたアメルみたいに、俺も前向きになって生きないとさ、ネスにさ・・・叱られるもんな」

パッフェル「すいません・・・出過ぎたことを言って」

マグナ「ううん・・・いいんだよ・・・」





パッフェル「そろそろ戻ってお茶にしません?あの店のケーキ、おみやげにいーっぱいもってきてるんですよ」

マグナ「お、いいねえ」

パッフェル「しかし、まさか街に出たルウさんが、召喚師からケーキ屋さんになるなんて・・・正直、驚きですよね」

マグナ「ルウはもともと凝り性だったしね」

パッフェル「その人の人生はその人のものですから後悔しないように生きられたら、それで十分なのかもしれないですねえ・・・なんて、言ってみたりして」

マグナ「パッフェルさんはどうなんだい?今の自分の生き方に後悔はしていないかい?」

パッフェル「もちろんですよお」 






だって、君みたいな優しい子に会えたんだもの、ね




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