サモンナイトドラマCD〜界の狭間のゆりかご〜

その人間の望む世界の夢を見せ、その間に生気を吸う
「夢魔の花」に捕まってしまったネスティとトリス(と、その他モロモロ)





▼18歳乙女・トリスの夢


トリス 「ん・・・あれ? ここって本部のわたしの部屋・・・」

ネスティ 「もう無理をしなくたっていいんだよ、トリス・・・」

トリス 「へっ?」

ネスティ 「これ以上君が苦しむ必要なんてないんだ。過去のことなんて関係ない。
調律者の名前なんてこのまま捨ててしまえばいいんだ・・・」


(何かバサッという謎のSE)


トリス 「ちょ、ちょっとネスったら、何いってるのよ。 変よ?」

ネスティ 「ああ、そうかもしれない・・・だが、トリス。 それは君のせいなんだぞ」

トリス 「・・・わ、わたし?」

ネスティ 「君が僕を変えてしまったんだ。 機械のように生きようとしていた僕を、君が変えてしまったんだ・・・」


(またしてもバサッという謎のSE)


ネスティ 「トリス・・・僕は君のことを守りたい。 君のことだけを守りたいんだ・・・」

トリス 「あ・・・うぁ・・・」

ネスティ 「だから・・・トリス・・・」


(ばさばさっ、どさっ)もはや説明は要らないSE


トリス 「待って! ちょっと、待ってってば!」



(更にアレなSEオンパレード)



トリス「こんなの・・・しゃれになってないよぉぉ〜〜〜〜っ!!」





<夢終了>






▼ネスティ・バスク(乙女属性)の夢


ネスティ 「今なんと言ったんだ?トリス」

トリス 「何度も言わせないでよ。 恥ずかしい・・・。 あたし、バスクの家を名乗りたいの」

ネスティ 「気持ちは分るが、それは無理だよ。 だって、家名を継げるのは一人だけと決まっているし、同姓を名乗れるのは家族か・・・(はっ、とここで何かに気づくネス)」

トリス「うん。そうすればできるよね? あたしがさ・・・ネスの家族に、なっちゃえば」

ネスティ 「それは、つまり・・・その・・・」

トリス 「ダメ?」

ネスティ 「う、駄目とかそういう・・・だいたい僕の一存じゃ」

トリス 「ラウル師範の許可はもらってるよ。 だから後はネスだけ、ネスが・・・決めてくれるだけ」

ネスティ 「ト、トリス・・・」

トリス 「聞かせて。 ネスの・・・答えを」

ネスティ 「・・・僕は・・・」



ぽかっ!!



トリス 「勝手に盛り上がるなぁっ!」

ネスティ 「う・・・トリスが・・・トリスが二人に増えた!?」

トリス 「君は馬鹿か? そんなわけないでしょう! もうっ!」

トリス 「(新たに登場したトリスを見て)え、やだ気持ち悪い・・・怖いよネスぅ」

トリス 「こらッ! 必要以上にひっつくな、あたし!! ネスも偽物相手にデレっとしないの!」

ネスティ 「偽物? そうだよ、ここは夢の中なの。 いつまでたってもネスが起きてこないから、あたしが叩き起こしにきたの」

トリス 「騙されちゃダメよ、ネス。 偽物はあっちよ! きっと悪魔があたしたちの仲を引き裂こうとしてるんだわ!」

トリス 「何言ってるのよ、偽物はあなたよ、あーなーたー! 大体、あたしがこんなにしおらしいわけないでしょ?」

ネスティ 「た、確かに・・・」



ぼかっ!!



ネスティ 「のわぁっ!」

トリス 「同意されるのもなんか頭にくるわね。 むぅぅ」

トリス 「大丈夫!? ネス! ちょっとネスに何するのよ!」

トリス 「あなたこそネスに何するのよ?」


トリス 「「むうぅ〜〜〜!」」


ネスティ 「ちょっと二人とも、落ち着いて」

トリス 「「ネスはどっちが本物だと思う!?」」

ネスティ 「え・・・あ、その・・・」

ダブルトリスの壮絶な自己主張合戦(中略)

トリス 「「さぁ!どっち!!?」」

ネスティ 「う・・・っ、僕は・・・うわぁぁぁぁっ!」





<夢終了>






トリス 「はぁ・・・(起きる)」

ネスティ 「ん・・・(起きる)」

トリス 「・・・・・・。・・・ネスってば、ああいう夢が見たかったんだ・・・ふぅーん・・・」

ネスティ 「な・・・ッ!」

トリス 「ま、いいわ。 ちゃんとホントのあたしを選んでくれたから‥‥ね」






シリアスだったり切なかったりするロッカ(リューグ)・ユエル(ミニス)の夢の傍らで
お前ら何やってんだ、という話。しかし、ネス、お前そんなんでいいのかwwww
個人的には、アメル様が望む世界の夢を見てみたかった…(゚∀゚)


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