マグナ・レオルドED


レオルド 「自分ガ行キマショウ。機械デアル自分ナラバ、悪意ノえねるぎーニモ影響ハ受ケマセン。適任デス・・・」

ネスティ 「それはそうだが・・・しかし・・・」

アメル 「無茶ですっ!だった一人でなんて・・・そんなの、危険です!」

レオルド 「自分ノ計算ニヨレバ。コノママ、めるぎとすヲ放置シタ場合・・・日没ヲ待タズシテアノえねるぎーニヨリ世界ハ汚染サレルデショウ・・・」

アメル 「そんな・・・っ」

レオルド 「迷ッテイル時間ナドナイノデス!」

マグナ 「わかった・・・」

ネスティ 「マグナっ!」

レオルド 「アリガトウ・・・マグナ・・・。じぇねれいたーヲ貸シテクダサイ」

マグナ 「ああ・・・」

レオルド 「コノ剣ノぱわーナラ、キット・・・」

マグナ 「わかってるよな?レオルド・・・俺が今、お前に何を言いたいかって」

レオルド 「当然デストモ・・・マグナ。犠牲ニナルコトデ、貴方ヲ悲シマセタリハシマセンヨ」

マグナ 「なら・・・いいんだ・・・。頼んだぞ・・・レオルドっ!!」

レオルド 「了解ッ!!」





レオルド 「・・・・申シワケアリマセン。マグナヨ。
自分ハ今、初メテ・・・貴方ニ、嘘ヲツキマシタ・・・!自分ニ残サレタぱわーダケデハ、めるぎとすヲ倒スコトハデキマセン・・・デスガ・・・ぜるふぃるどガ、自分ダケニ伝エタコノ剣ノ、特殊機能ヲ使ウナラ・・・じぇねれーたート接続シテ、ソノえねるぎーヲ、体内ニ逆流サセテトリコメバ・・・!ウオォォォォォォォッ!!頼ム・・・ッコノ戦闘ガ終ワルマデモッテクレェェッ!!」

メルギトス 「バカめがァァッ!源罪の風は効かずとも同じことよ・・・ガラクタの機械兵士ごときっ、ひねり潰してくれるわッ!身の程を知れェッ!デク人形がアァァァァァッ!!!」

レオルド 「左腕、機能停止・・・外部装甲・・・ッ、破損率、80%突破!」

マグナ 「レオルドっ!」

レオルド 「負ケなイ・・・っ!ここデ、自分が・・・私が、引くわけにはいかないのだッ!!」

メルギトス 「ぬウッ!?」

レオルド 「あるじ殿は・・・機械の私を、友達だと言ってくれた・・・
数式でしか、世界を感じられなかった私に、素晴らしい宝物を見せてくれたのだ!私は、それを守る!この命に替えてもっ、守ってみせるのだ!!」

メルギトス 「バカ、な・・・?ど、どうして・・・ッ、止まらないィィィッ!」

レオルド 「私は・・・レオルドは、マグナの護衛獣だ・・・!
お前ごときに・・っ、あるじ殿を、私の大切な友達を・・・傷つけさせるものかぁーーーっ!!」

メルギトス 「な・・・ッ、なんたることだ!このメルギトスが!?押されるだと・・・ッ
この、メルギトスがッ、たかが・・・デク人形の力で・・・!図に乗るなァァッ!」

レオルド 「ウォォォォォッ!」

メルギトス 「ハア、はぁ、はアッ、もはや・・・ッ、世界など、どうでも構わ、構わぬ!
だがッ、貴様だけは殺してくれるぞッ!メルギトスに恐怖を与えた者など・・・絶対にッッッ!存在しては・・・ッ、ならんのだアアアァァァァァッ!!!」

レオルド 「・・・っ!」

アメル 「させませんっ!!」

メルギトス 「な・・・?ア、アルミネェッ!」

アメル 「よくがんばったね、レオルドくん。えらかったよ・・・」

レオルド 「あめる殿・・・」

ネスティ 「無茶なところだけは、主人に似てしまったな。まったく・・・だが、君のおかげで邪念の嵐は消え去った。ご苦労だったな・・・」

レオルド 「ねすてぃ殿・・・」

マグナ 「約束を破ったことについては、あとでしっかり説教してやるからな。とりあえず、今はお疲れ様・・・レオルド」

レオルド 「マグナ・・・」

メルギトス 「ば・・・バカなッ!?こ・・・この・・・メルギトスが・・・ッ!最強の機械魔となったメルギトスがああアアァァ〜ッ!?!?」

ネスティ 「往生際が悪すぎるのも興ざめというものだぞ、メルギトスよ・・・」

マグナ 「貴方は負けるんだ!ただのゴミとしか見てなかった、ちっぽけな存在たちに・・・レオルドが見せてくれた・・・信じることで生まれる奇跡の力の前に!!」

メルギトス 「ぎ・・・っ!ギィヤあああぁぁぁァァァァァ〜!!!!!」








▼ED


「イイ・・・キテ・・・マセ・・・」

「ん・・・」

「・・・デ・・・ツモリデ・・・!?」

「ん、ん・・・???」

「・・・起キナサイ!マグナ!!」


<ギブソン・ミモザ邸 自室>

マグナ 「ふぁ・・・?おはよぉ・・・っ、レオルド・・・」

レオルド 「オハヨウ、デハアリマセン!先程カラ、何度モ起コシタトイウノニ、マッタク・・・
朝食ノ支度ハトックニデキテイルンデス。あめる殿ニ怒ラレテモ知リマセンヨ?」

マグナ 「いっ!?」


<食堂>


アメル 「もぉ・・・マグナもレオルドくんもねぼすけなんだから。せっかく焼きたてのパンだったのに、冷めちゃいましたよ」

レオルド 「イツモ、ゴ迷惑カケテ本当ニスイマセンあめる・・・」

マグナ 「へいへい・・・どーせ、俺がみんな悪いんですよーだ」

ネスティ 「だからといって開き直ればいいというものでもあるまい。どうだろう、アメル。寝坊の罰として朝食を抜くというのは」

アメル 「あ、なるほど・・・」

マグナ 「ちょ、ちょっとっ、それだけはホントに勘弁してくれよっ!なあ、アメルぅ・・・お願いだからさぁ」

アメル 「どーしようかなぁ?」

レオルド 「朝食ハ、人間ニトッテ欠カスベキモノデハアリマセン・・・デスカラ、ソレダケハ勘弁シテアゲテハクダサイマセンカ?」

アメル 「ふふふっ、それじゃあ今日のところはレオルドくんに免じて・・・ね」

マグナ 「よかったぁっ!!」

ネスティ 「レオルドに感謝しておくんだぞ、マグナ」

マグナ 「うんっ!うんっ!ありがとなレオルドっ♪」

レオルド 「イエイエ、ソンナ友達ジャナイデスカ」

ネスティ 「食事が済んだら、昨日のおさらいとして試験をするからな」

マグナ 「いっ!?」

ネスティ 「戦いで学んだ君の召喚術は、技術だけが先行して、理論を無視してるからな。
この機会に、みっちり追いついてもらわなくては、困るんだ」

マグナ 「うう・・・っ」

レオルド 「言ッテオキマスガ・・・今回ハ、かんにんぐハ手伝イマセンヨ」

アメル 「じゃあ、あたしお勉強が終わるまでに、おいものケーキ焼いておきますね」

ネスティ 「ありつけるかどうかは試験の点次第だがな」

マグナ (トホホ・・・)

レオルド 「頑張ッテクダサイ、マグナ」


<自室>


マグナ 「しかし、ネスも毎日毎日、本当にひどいよなぁ・・・戦いが終わってみんなで暮らし初めてから、ずっと勉強づけだなんてさ」

レオルド 「仕方アリマセンヨ・・・ソレハ・・・
ねすてぃハ、貴方ニスコシデモ多ク、知識ヲツケテ欲シイト思ッテイルノデス。
イズレ、必ズ復活スルデアロウ、めるぎとすトノ再戦ノ前ニ・・・」

マグナ 「うん・・・わかってるよ、それは。あの最後の戦いでメルギトスは倒すことができたけど・・・リィンバウム中にばらまかれてしまった源罪までは、消し去ることはできなかった」

レオルド 「めるぎとすハ人間ノ欲望ヤ妬ミヲ種トスル悪魔デス。バラマカレタ源罪ヲキッカケニ、復活スル可能性ハ、ホボ確実ト思ワレマス・・・」

マグナ 「それは、今日かもしれないし明日かもしれない。
ううん・・・もう、すでに復活して新たな奸計を巡らせているのかも・・・」

レオルド 「心配ハワカリマス。シカシ、ソノタメニ我々ハコウシテ、共ニ暮ラシテイルノデハアリマセンカ?次ナル戦イデ、全テノ決着ヲツケルタメニ。今、コノ時ヲ・・・」

マグナ 「うん、そうだよな。強くならなくちゃな。俺たちが、今度こそ全てを終わらせないと」

レオルド 「ソウデストモ!」

マグナ 「その時には、また頼りにさせてもらうぜ、レオルド」

レオルド 「ハイ。護衛獣ノ・・・ソシテ、私ノ使命ハ、マグナ、貴方ヲ守ルコト」




ソシテ私ノ望ミデモアルノデスカラネ





我ガ友ヨ






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