ラムダ×ナツミ夜会話


▼第十一話

ラムダ 「礼を言わねばな」
ナツミ 「え?」
ラムダ 「俺もレイドも、お前がいなければ取り返しのつかないことをしていただろう」
ナツミ 「いえ・・・」
ラムダ 「あの時、俺はレイドをかばうことが最良の道だと思った。
片目を負傷した俺より レイドのほうが騎士団に残るべきだと、な
今にして思えば、俺は犠牲になったつもりでレイドを犠牲にしたのかもしれん」
ナツミ 「・・・・・・」
ラムダ 「犠牲というものは望まずとも生まれてくるものらしい
しかしそれは、犠牲を出していいということではないのだろうな」
ナツミ 「ええ、きっと・・・」


ラムダも多分 苦しんでいたんだ・・・



▼第十二話

ラムダ 「・・・気になるな。せっかく盗んだ宝玉を連中はどうして他人に使わせる?」
ナツミ 「あ!?」
ラムダ 「何か理由があるのかもしれんな」


たしかにおかしいわね それは・・・



▼第十四話

ラムダ 「皮肉なものだな。召喚術によって栄えた世界が、その召喚術が原因で滅びかけている」
ナツミ 「仕方がないわ。誰も知らなかったんだもの」
ラムダ 「さあ、俺は同じだったと思うがな」
ナツミ 「・・・・・・」
ラムダ 「そうだとしても、お前はこの世界を守りたいと思えるか?」
ナツミ 「ラムダは・・・どうなの?」
ラムダ 「多分、お前と同じさ」
ナツミ 「だったら、答える必要はないわね?」
ラムダ 「ああ、そうだな」


それでも、私はこの世界が好きなんだ・・・



▼第十七話

ラムダ 「お前という人間は不思議だな・・・
お前の言葉は周りの者をつき動かしていく 信じられない力を引き出させてしまう
それは魔王の力でも、誓約者の力でもない。お前自身の力だ」
ナツミ 「ラムダ・・・」
ラムダ 「自信をもてばいい お前がお前でいるなら誰もが力を貸すだろう。俺は、そう思う」


私自身の力、か・・・



▼ED

あれからどれぐらいたっただろう?
いくつもの問題や戦いを越えて。
まだ、私は答えを出せずにいる。

だけど・・・

いつかはきっと見つけてみせる。
だって、私は一人じゃないんだ。

頼りになる仲間が側にいてくれる。
だから、きっと見つけてみせる。

これがそうだ、と胸を張って言える私だけの答えを!



ラムダ 「見せてもらおう、この世界の価値を。そのためならば、俺はお前の剣になろう!」



HOME





inserted by FC2 system